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OBインタビュー

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〖完全無料公開〗 宮沢正史「ひとりの人間として大切なことを教えたい」


第2回OBインタビューは、U-15深川コーチ宮沢正史。U-15深川コーチとしての日々の活動や指導論、現役時代のお話など熱く語っていただきました。全3回に分けてお届けいたします。本日は、前編をお届けします!


◆今年度よりU-15深川コーチに就任されましたが、どのような役割ですか?

「Aチームのコーチとして太田匡人監督のサポートをするほか、主に2年生のBチームを担当しています。日々のトレーニングと共に『U-14メトロポリタンリーグ』では指揮を執っています」

◆初めてU-15年代の指導にあたって、ここまでの実感は?

「毎日が刺激的でとても充実しています。中学年代ではサッカー以外の課題がたくさん出てきます。たとえば規律、みだしなみ、忘れ物……だとか。ですから、サッカーだけを教えればいいというものではなく、生活面の指導も大事になります。中学生と接して感じたことは、やはり日頃から準備ができない選手は、サッカー面でも準備や予測が遅い。忘れ物が多い選手はサッカーでも忘れてしまう。不思議とリンクしているものなんですね。選手である以前に、ひとりの人間として大事なことを教えていかなければならない。その毎日は、自分にとってもすごく勉強になっています」



◆サッカーさえ上手ければよいという考え方ではない。

「精神的にもしっかりと整えていかなければ、サッカーでの成長もないからです。元々、東京には『強く、愛されるチームをめざして』という考え方が根本にある。だからこそ心の成長は一番大事だと思っています。
深川は、みんな元気がいいんですよ。元気があって仲が良くて、すごくパワーのある選手たちなのですが、それが良い方に向かう時もあれば、そうではない時もあって。もちろん彼らの良さは消さないように心掛けていますが、その上で出来ないこと、足りないものを補っていきたい。それはサッカーでも同様です。個々の武器を伸ばしていくことと共に弱い部分を成長させ、なおかつ出来ることを増やしていきたい。これらのことが僕自身の指導指針です」

◆2016年にスカウトとしてFC東京に。その後、トップチームコーチを経て現在に至っていますが?

「ここまで本当に多くのことを学ばせてもらい、クラブに感謝しています。 スカウトでは、選手の見方や、他クラブのスカウトや学校の先生とのつながりなど、強化部としての観点から学んだことが多かったです。
その後、2017シーズン途中に急きょトップチームのコーチに就くことになりましたが、そこは勝負にこだわった最高峰の世界でした。また昨季は長谷川健太監督のすぐそばで『監督とは、チーム作りとは、選手マネジメントとは』……などを目の当たりにして考えることもありました。 そこから『より深みのある指導者をめざして育成部コーチへ』という話をクラブからいただきました。 よく育成年代を経験するのとしないのでは大きな違いがあると言われますが、様々な経験を積んで自分自身の幹を太くし、枝を増やして、引き出しをたくさん作って臨機応変に対応できる指導者をめざしたいと思っています」

◆トップチームの指導とは異なるものですか?

中編はこちらから
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