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プレイヤーズ インタビュー

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レアンドロ「東京にやってきた一人の魔法使い」【前編】


レアンドロ<前編>
「東京にやってきた一人の魔法使い」


サッカーのスタイル、そして得点のかたち。

2019シーズン、東京が長い間求めていた積極的な守備から素早い攻撃という戦い方は、前線の永井謙佑とディエゴ オリヴェイラの2トップという編成である程度定まってきていた。

しかしより多くの点を取って勝つためには、チーム全体でチャンスをつくる回数とフィニッシュの精度を高めていく必要がある。

2020シーズンでは4-3-3を採用し、アダイウトン、そしてレアンドロを補強した。





アダイウトンには強い肉体と推進力があり、レアンドロには柔らかい技術と高い精度があった。

特にこの背番号15の突進と、背番号20の精度が、フィニッシュの問題を解決した。

レアンドロはこう振り返る。



「2020年、私たちフォワード陣は多くのゴールを決めることが出来て非常によかったと思います。どの選手にも監督からはどんなプレーをしてほしいのか指示があり、それに沿ってプレーをしますが、我々はゴールを期待されている。その期待に応える結果を出せたと思います」

ただ、彼は点を取っただけではない。

2月18日のACL第2節パース・グローリー戦で決めたループシュート。7月12日、J1第4節横浜F・マリノス戦の直接FKとボレーシュート。印象的で美しいゴールが多かった。レアンドロのプレーには魔法使いのような繊細さが漂う。



「コースをつくというよりは、GKとタイミングが合わないように蹴っている結果だと思います。ほかの選手がどうしているかはわからないのですが、私がいつも考えているのは、シュートを打つ前にキーパーの動きを見てポジションを読むこと。それによってシュートが入る確率が高くなっているのだと、私のなかでは思っています」

優れたテクニックとスキルがいつ身についたものかは、はっきりとは覚えていない。しかし質を保っているという自覚はある。



「いつからクオリティが高くなったかはわかりません。ただ、今でもそうですが、一日一日レベルが高くなるようにと、常に練習に励んでいます」

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後編はこちらから



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