昨日(9/1)AGFフィールドで行われた、関東ユース(U-15)サッカーリーグ1部第16節、U-15むさし対U-15深川の一戦。
同じ東京のエンブレムを背負い、青赤の魂を受け継いだ両チームのイレブン。
試合は、激しい80分間となった。
前半5分、味方からのパスに抜け出した、U-15むさしの橋本が右足を振り抜き、開始早々にゴールネットを揺らす。
先制点を許したものの、時間の経過とともに、U-15深川がペースを握り、相手陣地に押し込んでいく。
すると、前半21分にU-15深川のコーナーキックのチャンス。キッカーは、今野。
今野の精度の高いボールに、ファーサイドで待ち構えていた生地がヘディングで上手く合わせ、すぐさま同点に追いつく。
その後は、お互いにチャンスをつくり合う展開に。
前半25分に、U-15深川の鶴巻がサイドを勢いよく駆け上がりクロス。
この日、同点ゴールを決めた生地が中央へ走りこみ、ダイレクトでシュートを放つも、これはゴール右隅へと流れてしまう。
前半27分には、U-15むさしにこの日2度目のビッグチャンスが訪れる。
味方からのスルーパスに抜け出した田口が相手GKと1対1。
シュートを放つも、ここはU-15深川の齋藤がファインセーブ。
お互いに決定機を決め切ることができず、前半を1対1で折り返す。
スタンドからは、両チームを鼓舞する声援が飛び続けていた。
後半も、お互いに譲らない展開が続く。
拮抗した展開の中で、U-15深川の松本が積極的なシュートやドリブルで流れを徐々に深川に引き寄せる。
後半17分には、U-15深川の鶴巻がペナルティエリア内で途中出場の小川とワンツーで崩し、シュートまで持ち込むも、U-15むさしの西山がゴールを破らせない。
しかし、時間が経つにつれ、主導権はU-15むさしへ。
後半40分、この日先制点をあげたU-15むさしの橋本に代わって中安が投入されると最後に大仕事をやってのける。
投入直後の中安がインターセプトから俵積田へ決定的なラストパスを送る。
これを俵積田が落ち着いて、ゴール右隅へと流し込み、U-15むさしが2-1と勝ち越しに成功。
最後の最後まで、激しい攻防戦となった試合は、U-15むさしが俵積田の劇的決勝ゴールで勝利した。
試合後スタンドからは、80分間戦い抜いた両チームに温かい拍手が送られた。
U-15むさしは、前期のリベンジを果たした。